インプラント治療の失敗と原因 failure

インプラント治療の失敗と原因

歯が抜けてしまった人の、約1割に普及していると言われているインプラント治療。
しかし、手術を行なう際に、ドクターの知識不足や技量不足のために大量出血したり、麻痺が残ったりするトラブルが相次いでおり、近年は死亡事故も報告されています。

トラブルの種類としては、
医師の知識、経験、技量不足によりインプラントが顎の骨や神経を傷つけてしまう
手術後にしびれや痛み、麻痺が残ったり、炎症が起きたりする
手術後すぐに埋入したインプラントが抜け落ちてしまう
などが多く寄せられています。

それらの原因として、インプラント治療が自由診療で、標準的な治療方法が定められていないということ。
また、保険診療と違って監督官庁の監視の目も届きにくく、十分な技術や知識経験を持たないドクターが、高い治療費を請求できるから、という安易な理由からインプラント治療に走っているという実態があります。

また、医療機関側で認識されている課題は、
・事前説明などの、患者とのコミュニケーション不足
・歯科医師の技術・知識不足
・治療が難しい患者への無理な治療
などが挙げられています。

多くのインプラント治療は成功していますが、インプラント治療が一般的になってきた近年では、それに比例して少なくない数のトラブルや失敗症例が出てきています。
ではどんな状態がインプラントの失敗と呼ばれるのでしょう?

インプラント治療はチタンなどの人口歯の根を直接骨に埋め込んで、その上に歯を作るものです。 近年では、どの歯科医院でも積極的に取り入れていますし、雑誌やTVなどマスコミでも取り上げられることが多く、関連する書籍なども数多く出版されていますので、耳にしたことがある方も多いかと思います。

ただし、それらの情報には、インプラント治療のメリットをとりあげているものは多いのですが、インプラントの失敗などについては、 それほど詳しくは触れられていないのが実情です。

インプラントが骨に固定(癒着)しないケース

インプラントは、埋め込んでから一定の期間を経て、骨に 固定(癒着)することで、歯の根と同じように被せ物を支えられるようになりますが、インプラント体が骨に 固定(癒着)せず、抜けてしまうことがあります。
ただし、このタイプのインプラントの失敗は、インプラント治療の創成期にはよくありましたが、近年ではインプラント治療自体の技術進歩によって、年々少なくなっています。

インプラントの周りの歯茎が腫れるケース

インプラント体がうまく骨に癒着し、被せ物も完成して調子良く噛めている場合でも、しばらく経ってからインプラント周囲の歯茎が腫れ、出血が出てくるケースがあります。
これはインプラント体を固定(癒着 )した骨が、何らかの原因により部分的に吸収してしまうことにより、歯茎に炎症が起こることが原因となります。

インプラントのネジが歯茎から出てしまうケース

インプラント体が骨に固定(癒着)しても、インプラントの一部のネジが歯茎から出てしまうことがあります。
これは多くの場合、十分な骨がない部分にインプラントを埋め込んだ場合や、薄い骨の部分にインプラントを埋め込んだ時、薄い骨がインプラント手術の影響で溶けてしまうことなどによって引き起こされます。

インプラントの被せ物が外れてしまうケース

骨の中のインプラント体には問題がない場合でも、その上の被せ物が外れてしまうことがあります。1度や2度であれば心配ありませんが、ひんぱんに外れる時には、何らかの根本的な問題があると考えた方がいいでしょう。

インプラントの被せ物でうまく噛めないケース

インプラントがうまく骨に固定(癒着)して上の被せ物も完成。一見なんの問題も無いように見える場合でも、どうもうまく噛めないということがあります。
これは多くの場合、インプラントの埋め込み位置の問題と全体の噛み合せの問題によって起こりえます。

インプラントが骨を突き抜け、神経が麻痺するケース

上顎のインプラントが上顎洞に突き抜けて、下顎のインプラントが下歯槽神経に触って麻痺が起こってしまうトラブルは、ドクターの知識不足や技量足らずの問題もありますが、たいていは手術前のCT検査を精密に行なっていない際に多く発生します。
上顎の骨の厚さや下顎の神経の位置を立体的に把握していないまま、手術を強行してしまった時などによく起こります。

インプラント治療の痛みや怖さといった不安は、大きなストレスとなりますので、すべてをドクターに任せるのではなく、できるだけ自分でも情報を収集することで、インプラントに対する知識を得られ、不安を取り除くことができるでしょう。

自分なりに情報を得たら、ドクターに質問するなどして、納得がいくまでカウンセリングを受けることが大切です。

■歯科医院でチェックすべきポイント
・しっかりコミュニケーションをとってくれる医師であるかどうか
・検査結果や治療計画をきちんと説明してくれるか
・相談にきちんと時間をとってくれるかどうか
・治療期間や治療費の説明を明確にしてくれるか
・インプラント治療の経験が豊富、アフターケアをしっかりしてくれるか
・学会やスタディーグループに参加し、インプラント治療に対し日々研鑽しているか

■患者様のポイント
・自分の意思をしっかり歯科医に伝えること
・インプラント治療について、自分なりに、ある程度の知識を身につけること
・コミュニケーションは歯科医・スタッフだけに頼らず、患者様も努力すること
・ドクターの指示に従って、きちんとメンテナンス(定期健診)を受けに行くこと

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